podcast「佐藤大のプラマイゼロ」”日本一遅い箱根駅伝振り返りトーク”の放送台本2019

投稿者: | 2019年2月25日

Podcast「佐藤大のプラマイゼロ」の最新回「#115 タヨリのオーケーボーイ」が更新。
毎年恒例であります「日本一遅い箱根駅伝振り返りトーク」の今年分が公開されましたよ。
今年は番組でも「無理をしない」という方針が敷かれ、我が家も箱根一色でいれない正月が続いてるため(笑)、これ幸いと昨年までのガッツリ放送台本をやめ、感想をまとめた「放送台本」にしました。それでも毎年読んでいただけて感謝。しかもお土産プレゼントまでもらっちゃいましたし、大変恐縮しておりますよ。

そんなわけで、読まれなかった箇所も多々あるので、今年のゆるゆる放送台本を毎年恒例となりつつありますが、公開しておきます。
来年はオリンピックイヤーですし、箱根も楽しみですねぇ

▼予想結果編
周知のとおり、総合優勝は東海大でしたが、
往路優勝は東洋大、復路優勝は青山学院大と、大混戦となった今年の箱根駅伝。
見事、お杉さんの予想が当たった結果に(たしか2年前ぐらいに駒大予想からなびいて青学予想にして優勝を当ててましたがちゃんとした予想では初かも?)

「ストップ・青学」がテーマだった今年の箱根。
3年前、スーパールーキーと呼ばれる1年生が大量に入部してきて、その人材を1年時点から実践に起用してきた東海大。ここ2年は強いともろいがはっきりしていたのですが、今年ついにその才能花開いた3年目って感じで「ついに来たか!」という感じでした。
来年もこのランナーたちが最終学年となり、ケガで出れなかった関などもいるので、来年も湘南の暴れん坊が中心になってきそうな予感です。

例年にないぐらい好記録がバンバン出て区間新が連発、復路後半での1位入れ替わりや、復路を猛追する王者青学の意地など、激しいバチバチなやりとりが見れた楽しい箱根だったと思いました。

最終結果は以下の通り。
東海大が10時間52分09秒で初の総合優勝。

1 東海大学
2 青山学院大学
3 東洋大学
4 駒沢大学
5 帝京大学
6 法政大学
7 国学院大学
8 順天堂大学
9 拓殖大学
10 中央学院大学

個人的に毎年注目しているのですが、中央学院のシード権保持力は異常と思っており今年も10位としっかりシードをキープ。中々上位に来ないけど、毎年8~10位をしっかりキープしてるイメージがあり、放送原稿を書いてないので、せっかくなので箱根を見始めた2009年85回(※柏原1年の時)から調べてみたら

85回・・・5
86回・・・13
87回・・・16
88回・・・18
89回・・・10
90回・・・12
91回・・・8
92回・・・9
93回・・・10
94回・・・10
95回・・・10

と、89年以降から10位辺りをキープし続けており、なかなか興味深いところ。来年も中央学院のシードライン保持力を楽しみにしたいところです。

▼アクシデント編
今年もいろんなアクシデントが起きた箱根駅伝。

まず、往路の1区スタート30秒で起きた大東大の荒井選手が転倒するアクシデント。これには大仰天。
荒井選手は足をかばいながら約21キロを走ってタスキを繋げましたが、これについては予想通り賛否両論が渦巻く結果に。個人的には、当事者達は我々の想像よりはるかに大きくて重いものを背負って出場してるから、他人があーだこーだという事ではない気もするのですが、荒井選手は卒業後実業団入りとなっており、今回のけがの完治は半年かかるとのこと。実業団としては、ウムムムって感じなのかもしれません。

そして酷いなあと思ったのは、1区→2区の鶴見中継所にて、団子状態でトップと9秒差の7位で中継所に入ってきた駒大。しかし次のランナーがいないという大アクシデント。結果、2区ランナーが慌てて出てくるものの10秒ロスし順位を2つ下げてスタートする羽目に。
そして、3区→4区の平塚中継所では国士館が11位で到着するも4区ランナーがいないアクシデント。こちらはすぐに出てきたのでタイムロスもそこまでなかったのですが、1大会に2回もランナーがいないという大アクシデント。
大変なのはわかるけど、運営側はもうちょっと何とかしてもらわないと・・・と思った次第です。

▼二宮編
復路7区のフリ-ザーポイント。今年もツイッターでは話題になっており、フリーザ様たちはUSAを踊ったりして応援してましたが、フリーザーvs日テレカメラの見切れ攻防は今年も熾烈を極め、二宮を一位通過する東洋の時に1度映しただけで、あとはカメラは深追い撮影しない&アングルをちょっと低めにするという徹底したアングルで完全非表示。たしか昨年はデーター放送で二宮定点カメラも見れたはずでしたが、今年はなかったように思われます。現場に行った人だけの現場だけのお楽しみになりつつあります。

※復路の函嶺洞門前のリラックマの中の人もツイッターで告知なんかしちゃったりして、もういいからそれ、って感じな気分ではあります。

▼ラジオ編
テレビ中継が見れないため、ラジオでの中継を聞く事が多かった今年。
もともとラジオっ子でもあるので、ちょっと新鮮でした。
NHKは、今年の箱根経験者で俳優の和田正人さんがゲスト。しかも大河ドラマ「いだてん」の出演者である満島真之介さん(日体大出身)も参加し、賑やかな放送でした。※ちなみにドラマ「いだてん」のW主役となる日本初のオリンピックマラソンランナー金栗四三(かなくりしそう)は箱根駅伝を立ち上げた人!
(ちなみに、文化放送のゲストは往路は柏原と一色、復路は神野、下田という青学色が強い布陣でした)
NHKだけかもしれませんが、区間賞インタビューでは結構冷静に深いところを突いた質問などを行うなど、テレビとは違う内容が面白かったです。

あと、ラジオという音メディアのせいか、結構監督車の怒号がよく聞こえました(笑

▼CM編
箱根中継のもう一つの楽しみと言えば、箱根駅伝からスタートするCMの数々。
メインスポンサーであるサッポロの箱根特別CMは、バンプオブチキンをBGMに使った、大迫CMと設楽弟CMの2本を用意。去年話題をかっさらった二人をもってくるよなあ、という感じですね。
そして大人エレベーターCMは、ニューヨークヤンキースの田中将大投手。大人エレベーターは30階(=30歳)に到着。話を聞く国分太一が44歳なので年下じゃねえかよ!国分の方が大人じゃねえか!という心の中のツッコミはありましたが、「プロ野球千選手になってなかったらケーキ屋に」というコメントには笑えました。

そして、ダイワハウスの「正月から役所広司を使って遊ぼう」CM。今年もまた元旦から(いい意味で)馬鹿なCMを・・・と笑ってしまいました。

▼余談
花の2区を制したのは国士舘大。外国人留学生ヴィンセントが8人抜きを達成し、最後の最後で東洋を抜き去ったんですが、この1位通過は46年ぶり。この数字にもしびれました。3区ですぐ東洋に追いつかれちゃったけど。